伝統工芸品「江戸切子」。
硝子の表面に刻まれる細やかな文様、硝子の色も合わさり輝きを放ち映し出される陰影は、時代を超えて今もなお沢山の方々の心を惹きつけています。
ライティングハウス TOKYO では、そんな魅力ある江戸切子硝子を照明器具として販売しております。
まるで美術品の様な華やかさを持つ江戸切子照明、以前は寺院や武家屋敷などで贅沢なインテリアとして使われていたそうですが、今では一般のご家庭に使われております。現代では伝統的な製法を守りながらも、デザインや色彩に新しい着手方法が用いられ、和風・洋風のインテリアにも合う美しい照明器具として人気を博しています。江戸切子照明は、手の込んだ製造工程や美しい文様により、高級感や贅沢さを感じさせる照明器具です。
その美しい彫刻と光の輝きは、日本の伝統工芸品として日本国内だけでなく海外でも高く評価され、観光客やコレクターにも愛されています。
ライティングハウス TOKYO では、様々な江戸切子照明を取り扱っておりますので、どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。
江戸切子には様々な文様があり、古くから伝わる伝統柄や縁起が良いとされる吉祥柄などがあります。
文様や色には意味があるものが多く、健康や成長を願うもの、ご縁の繋がりを願うもの、魔を払うものなど色々とあり、意味や思いを込めて文様を選ばれる方は少なくありません。
江戸切子に使用される文様は、はっきりとした数が決まっている訳ではありませんが、大筋 10~12 種類以上あります。伝統文様だけでなく、現在活躍している職人達によって新しい文様も生まれています。
主な文様の種類としては下記のようなものがあります
竹や丸太を互い違いに組んだ形状の事を指し、 「物事の基礎を作る」「基盤を固める」とされる矢来と 魚のうろこを意味し、 数の多いという意味合いから 多産・豊かさを表す魚子を組み合わせた 大変縁起の良い伝統紋様の一つです。
魔よけや厄除けの意味で使われており、悪いものを追い払うという縁起の良い意味合いが込められた文様です。また精神力を高めることやエネルギーの増幅、自然の力を取り込むといった力の増幅の意味合いが込められているパワースポット的な意味合いの文様です。菊繋ぎが無病息災、七宝が人のご縁。
それらに比べると六角籠目も大きく意味合いが違った文様となっております。
古来から日本では八を幸運の数字としています。物事がうまく全方位に広がっていく八角形の様子を幸運の形としており、縁起の良い文様です。また、六角籠目同様に、籠の編み目で悪い物を取り除くという魔除けや厄除けの意味が込められた文様です。竹かごの編み方は非常にたくさんあり、八角籠目もそのバリュエーションの 1 つです。
16枚の葉を持っているのが特徴です。その名残で江戸切子に用いられる伝統的な文様の菊繋ぎは16枚の葉を持っています。菊文様は天皇だけが使用できる文様でしたが、江戸時代に幕府により庶民でも使用が許可されて、広く浸透しています。菊繋ぎのカットは技術的にかなり高難易度のものです。 参考文献はありませんが昭和の初期にはこのようなカットは見られないことも考えれば、昭和の中期頃に出来たカット技術だと推定しています。
その名の通り、菊の花のような形をしています。グラスの底面にあしらわれることも多く、これは「底菊(そこぎく)」と呼ぶ場合も。覗き込んだ時にも華やかな印象が加わり、江戸切子の魅力をより堪能できます。花びらの枚数が増えるほど中心を合わせるのが難しく、高い技術が求められます。
麻は成長の早い植物のため、そこから転じてすくすくと子供が健康に育ってほしいという願いを込められた文様です。そこから健康、健やか、という意味合いもあります。
「矢来」は竹を交差して作られた囲いを表す伝統的な文様で、外敵を防ぐ意味から「魔除け」の意味があるとされています。 「重ね矢来紋」は、江戸切子の定番と言えるカタチ。 細やかなカットに職人の熟練技が光ります。
円形が無限に繋がっていく様子から、人のご縁がずっと続いていくようにという意味があります。円満で人と人との和(輪)の大切さを喜び、祝う意味合いが込められている縁起の良い柄です。またあらゆる宝物が手元にある状態、つまり財産があり、繁栄している状態、裕福になるようにという意味合いも込められています。
亀甲は、名前の通り亀の甲羅の形状をしております。鶴は千年、亀は万年という言い回しもある通り、長寿、健康、無病息災、吉兆の意味合いが込め られた縁起の良い文様です。歴史は古く、中国の方から文様が伝わってきており、奈良時代、西暦 700 年頃から日本でも使用されている伝統的な文様です。
四角が交互に無限に広がっていく様子から子孫繁栄という意味合いが込められた文様です。